犬猫にとってできる限りの苦しみや痛みを伴わないように、ご家族と穏やかな時間を過ごしていただけるように、一緒に考えましょう。

根治は目指せないけど、症状を緩和することで生活の質(QOL; Quality of Life)の向上を目指すためにおこなる治療をご提案させていただきます。

食事補助・流動食用カテーテル設置

強制給餌・・・食欲が落ちてしまった子に、少しでも食べさせる方法・工夫の仕方をアドバイスさせていただきます。

経鼻カテーテル・・・麻酔をかけなくても設置できる栄養チューブです。流動食やお薬の投与がスムーズになります。

皮膚腫瘍

モーズ法・・・出血や表面のジュクジュク、悪臭を伴う皮膚腫瘍の症状をコントロールする治療法です。(詳細はクリックしてご覧ください。)

疼痛管理

お痛みを和らげるお薬(錠剤、シロップタイプ、お注射など)各種ご用意しております。

また、一般的な痛み止めでコントロールが難しい、強いお痛みや強い慢性疼痛を抑えるためのの医療用麻薬(フェンタニル)についてもご相談可能です。

ご自宅で可能な治療の提案

皮下点滴(補液)・・・ご自宅でもご家族の方が点滴をできるようにご指導させていただきます。

酸素ケージレンタル・・・呼吸が苦しい子にご使用ください。レンタルのご案内もご相談ください。

認知機能低下・夜泣き・徘徊など

年齢を重ねることで、認知機能低下症状が出てきてしまうことがあります。

夜泣きなどは、ご家族の方も夜眠れなくなってしまうなど、心身共に体調を崩されてしまう方もいらっしゃいます。そのような場合も、ご相談ください。

その子の状態に合わせた、サプリメント、抗不安薬の処方などにより症状の緩和をご提案させていただきます。

ターミナルケア

ターミナルケアとは、病気で余命がわずかになった際に行う、医療・看護的、介護的ケアのことです。 残りの大切な時間を少しでも心穏やかに過ごせるように痛みや不安、ストレスを緩和し、飼主様とワンちゃん、ネコちゃんのQOL(クオリティオブライフ=自分らしい生活の質)を保つことを目的としています。ささいなことでも、ご不安に思うことはなんでもご相談ください。一緒に考えましょう。